作品情報
公開年: 2015監督: アレクサンドル・アジャ
キャスト:
ダニエル・ラドクリフ(イグ・ペリッシュ)
ジュノー・テンプル(メリン・ウィリアムズ)
マックス・ミンゲラ(リー・トゥルーノー)
ケリ・ガーナー (グレンナ)
上映時間: 120分
あらすじ
最愛の恋人メリンを殺されたばかりか、その殺しの容疑をかけられてしまった青年イグは、絶望的な日々を過ごしていた。そんなある朝、目を覚ますとイグの頭には、人に真実を打ち明けさせる「告白の力」をもった不思議な角が生えていた。イグは角の力を使い、恋人殺しの真犯人を見つけようとするが、やがてメリンの死に隠された悲劇が明らかになる。ダニエル・ラドクリフが主演の本作品。かなり奇抜な雰囲気を醸し出していますが、ダニエル・ラドクリフのハリーとはまた違った魅力を楽しみにしてください!
特殊能力発動・・・
恋人殺しの容疑をかけられた後、主人公のおでこのあたりに突然「角」が生えてきます。この辺りからすでに怪しい匂いが漂ってきそうですが・・・、この「角」、人の本音を引き出せるんです。このスキルを駆使して、イグは真犯人を探していくのですが、当然、聞きたくもない事まで聞けてしまうようになるんです。なんともありがた迷惑。。。ダークかと思いきや・・・
第一印象は音楽も暗い感じで、かなりシリアスな印象を受けます。でもそれは表面だけの話で、でも本当は楽しいファンタジーの世界なんです。角によって人々が本音を暴露するシーンは、シリアスな展開の中でもブラックユーモアが効いていて笑えます。この世界観のギャップもこの作品の面白いポイントの一つです。結局は人間の素晴らしさ・・・?
皆さんも多少自覚があると思いますが、"本当の本音"って言いたくても絶対言えない事を考えてたりすることありませんか・・・?『角』のおかげで普段さらけ出せない人間の怖さというか、そう言うものを目の当たりにしてしまうんですね。。。ですが、本当に裏のない純粋な人もいたり、善悪は別として、"考えることの自由さ"だったり、"みんな違くてみんなイイ!"人間として考えることの素晴らしさ、みたいな所も描かれているのではないかなーと思ったりしました。印象とは裏腹にとてもキレイな作品だったんですね(笑)最後に
ストーリーとしても奇抜でとても面白いのだけど、なんと言ってもダニエル・ラドクリフがとても良かった!先入観(ハリー・ポッターはちゃんと観ていない。。。)があまりないためか、彼の演技が特に際立っていたように感じました。圧巻の怪演です。なかなかとっつきにくい印象の本作品ですが、また違った彼の俳優としての魅力も楽しめる作品になっていますので、この機会にぜひ、ご覧ください!
では、また!