作品情報
監督: クリストファー・ノーラン
キャスト:マシュー・マコノヒー(ジョセフ・クーパー)
アン・ハサウェイ(アメリア・ブランド博士)
ジェシカ・チャステイン(成人したマーフ)
マイケル・ケイン(ジョン・ブランド博士)
マッケンジー・フォイ(幼少期のマーフ)
マット・デイモン(マン博士)
上映時間: 169分
あらすじ
環境の悪化で人類の生存が危ぶまれる少し未来の地球の話。元NASAの凄腕パイロットでエンジニアだったクーパーは、ひょんなことからNASAの極秘ミッションに参加することになる。そのミッションは、ワームホールを利用して別の銀河にある「人類が住める惑星」を探すというもの。人類の存続がかかった壮大なミッション。クーパーの運命やいかに。。。
2000年代でこれを越える作品はまだ出てきて無いと言っても良いぐらい、めちゃくちゃ名作です。まだ観ていない人はぜひ観て欲しい映画なので、お勧めポイントをいくつかご紹介します。
2000年代でこれを越える作品はまだ出てきて無いと言っても良いぐらい、めちゃくちゃ名作です。まだ観ていない人はぜひ観て欲しい映画なので、お勧めポイントをいくつかご紹介します。
魅力のあるキャラクター達
クーパー
理屈っぽいなんかクセのあるめんどうなおじさん。第一印象は本当にそんな感じでした。ですが、そんな印象はすぐに覆ることになります。元NASAにいたことを裏付ける豊富な知識、それに加えてここぞと言う場面で見せる的確で冷静な判断力、勇気ある大胆な行動はさすが元パイロット、まぁーーー、とにかく頭の回転がめっちゃ早くてめっちゃハイスペックなんです。
地球の運命を背負って過酷なミッションを、、、表向きは救世主的なヒーロー感満載。でも実際には地球の命運よりも、マーフィー(愛娘)との約束が彼の全てだった!娘の前ではただのパパ。このギャップがたまらん。愛情深い熱い男。
マーフィー
さすがクーパーの娘と言った感じで、クーパーと比べても負けてないぐらい切れ者です。どこか落ち着いた雰囲気を持ちつつも、内側に秘めた熱いものを持っていて、且つお父さんっ子。娘にいたら最高だなランキング第1位。大人になってもとても透明感のある素敵な女性に成長します。アメリア
演じるはアン・ハサウェイ。ショートカットも良いね〜。。。知性のある雰囲気めっちゃ出しています。とても良かった。自分が行方不明になった時に探しにきて欲しいランキング第1位。(←女性に関しては見た目だけでしか判断してないのか。)TARS
これは外せない。クーパーの次に好きなキャラクター(?)。クーパー達と一緒に随行しているロボットなんだけど、もちろん話すことも出来ます。頭も良くて、宇宙船操縦の補助、船外の調査などなんでもしてくれます。ただし、、、今までに見たことのない格好をしています。液晶画面がついた金属製の棺桶が四つ並んだみたいな、とにかく四角い物体なのよ。そんな見た目とは裏腹にめっちゃ機敏に動くんだよね。。。まさかの"クルクル回転ダッシュ"で走る!そう動いちゃう?昔の漫画みたいに走ります。このあたりはぜひ本作を観て確認して欲しい。口は悪いしうるさいけどめちゃくちゃ頼れる"相棒感"が最高!次世代のsiriみたいな、スマホみたいな存在なのかもね。一家に一台、いや一人一台必要だな。ストーリは思いのほか至ってシンプル!
宇宙を舞台としたアクションアドベンチャー。例えるなら高尚なアルマゲドン(←決して失礼ではなくて)。ハードルはそれぐらい低めに設定しておきましょう。上映時間は数字だけ見ると少々長いですが、話の流れ(テンポ)やストーリーの展開がとても心地良くて、綺麗な映像や音楽、いつの間にか引き込まれています。意外とあっという間の3時間。
あとはまぁ感動の嵐です。恐らく地球に帰ってこれないだろうクーパーにちゃんとお別れが出来ないまま宇宙に旅立ってしまう所とか必須で泣きます。とにかくマーフィーとのやりとりがずるくて、父と娘が交わす"あるメッセージ"が、涙なしでは観られない…!ずっと泣きっぱなし。ヒック(←嗚咽)が止まりません。。。
”家族愛”だったり、恋人に対する”愛”など、とても身近で分かりやすい”愛”を話の軸として描いていることに加えて、細か〜い設定、事実を元にした化学的なものを織り交ぜることで話の重厚感、リアリティを出していくこの感じ。とても緻密で丁寧に作られた作品だなーと思います。
細かすぎる設定がやばい!
今までで3回は観ていますが、理解度は40%〜50%ぐらいです(汗)観るたびに新しい発見があって、1回目はシンプルに"映像の圧倒的迫力"を楽しみましょう。
2回目は専門家でもない限り難しい内容がちらほら出てきますので、"科学の奥深さ"にハマる!そんな感じ。
観終わった後に調べても全然間に合いますが、この映画、"時間"という概念をいじることで観る側の脳を揺さぶってきます。初見で全部理解しようとしなくてもOK!強いて言えば ”相対性理論” ぐらいはなんとなく知っておくと更に面白くなります。「相対性理論 分かりやすく」で検索しておきましょう。ノーラン監督の得意技、時間軸をいじってきますので事前に対策を練っておきましょう(笑)
最後に
公開されてからもう10年以上経ってますが、今でも古臭さを全く感じさせない作品で、むしろ今だからこそ、その先見性や深みがより強く感じられる作品になっています。それはおそらくノーラン監督の豊かな想像力が成せる技で、常人には何年経っても思いつかない、考えも及ばないとても奇抜で変態的な(いい意味で)フィクションが入っているおかげで、いつの時代に観ても真新しくて斬新な作品に仕上がってるんだと思います。
ずーっと語り継がれていく、歴史に残る一本だと思いますので、これを機会にぜひ観て欲しいです。
では、また!