作品情報
公開年: 2000監督: ブラッド・バード
キャスト:
イーライ・マリエンタール(ホガース・ヒューズ)
ヴィン・ディーゼル(アイアン・ジャイアント)
ジェニファー・アニストン(アニー・ヒューズ)
ハリー・コニック Jr.(ディーン・マッコーピン)
上映時間: 86分
あらすじ
1957年、アメリカの小さな町に、ある日突然、謎の巨大ロボットが現れる。少年ホガース・ヒューズは偶然このロボットと出会い、彼をかくまいながら友情を育んでいく。しかし、ロボットの存在に気づいた政府や軍は、彼を脅威とみなして追跡を開始。ホガースとロボットは、運命に立ち向かうことになる──。今回は少し趣向を凝らして、アニメーション映画をご紹介します!少年とロボットの友情を描いた"隠れた名作 "として高い評価を得ている作品。2Dアニメの表現がどこか懐かしさと温かみを与えてくれます。楽しんでみてください。ハンカチのご用意を忘れずに!!
独特なアニメーションと映像美
基本的には2Dアニメーションが土台となって作られていますが、ロボットはCGなんです。アナログ=人間、デジタル=ロボット(異星人?)という風に分けたのか、その時代には想像も出来ないぐらいハイテクな見た目だったからそうしたのか、全く定かではありませんが、、、違和感なく融合しています。なかなか画期的な表現です。シンプルだけど奥深いメッセージ
見た目で簡単に判断してはいけないよねー、先入観、偏見であったり、戦争や核の怖さ、そんなメッセージが細く散りばめられています。「2Dアニメ=子ども向け」というイメージを持ってしまいがちなんですが、むしろ大人向けと言ってもいいぐらいの内容です。子どもにも観てほしいという意味を込めてアニメーションという表現を選んでいるのかも知れないですね。少年とロボットの心温まる友情!
ホガースは森で困っている巨大なロボットを発見します。普通の人、特に大人だったら結構見てみぬふりをしてしまいそうな場面。でも、ホガースは違うんですね、好奇心という後ろ盾もありつつも、先入観もなくロボットを助けようと行動するんです。言葉は通じませんが、このあたりから二人の間に信頼が芽生えてきて、友情が始まっていくんですね。電車でお年寄りや妊婦さんに席を譲りたいんだけど、もじもじして行動に出来なくて、、、この辺りは、ホガースを見習わないといけないですね(笑)最後に
正直設定としては、少年と” 何か ”の友情って内容の映画はよくありますが、この作品が他とは違うところは、(あまりネタバレしたくないのですが、、、)かわいい見た目に反して実は結構な戦闘用に開発されたロボットだったということが、少しづつ判明していくんです。あるきっかけで記憶を無くしてしまい、本来の自分の役割を忘れた状態でホガースと出会えたことがよかったみたいで、彼の良い影響をどんどん学習していくのよ。そして、ロボットは最終的にある決断をすることに。。。↑ここ、最高のクライマックスです。
ちなみにこの映画は、映画好きの知人の勧めで観ました。アメリカのアニメだからなーっていう勝手な解釈や先入観が少なからず働いていたようで、勧めがなかったら観ていなかったかも知れない作品でした。。。勝手な解釈や先入観は控えていかないとなーーと改めて思う作品でありました(←そんなオチかい!)
では、また!