多様性の先駆けか! 超簡単あらすじ解説Part.019『宇宙人ポール』

2025/03/14

SF コメディ ロードムービー

t f B! P L

 

Paul

作品情報

公開年: 2011
監督: グレッグ・モットーラ
キャスト:
サイモン・ペグ(グレアム・ウィリー)
ニック・フロスト(クライヴ・ゴリングス)
セス・ローゲン:声(ポール)
ジェイソン・ベイトマン(ゾイル捜査官)
クリステン・ウィグ(ルース)

上映時間: 104分


あらすじ

SFオタクのイギリス人、グレアム(サイモン・ペグ)とクライヴ(ニック・フロスト)は、アメリカのUFO聖地巡礼旅行に出発する。エリア51の近くを訪れた彼らは、なんと奇妙な宇宙人「ポール」と遭遇。ポールは政府の施設から逃げ出した知的でおしゃべりなエイリアンだった。彼らはポールを助けて逃亡を続けるが、FBIや謎のエージェントが追跡を開始し、ロードムービーは予想外の展開へ…。

聖地巡礼の旅

この映画の主人公たち、グレアムとクライヴは、イギリスからアメリカまでUFO巡礼の旅に来るほどのガチのSFオタク。そのレベルはSF映画やコミックのセリフを会話の中ですぐに引用できるほど。。。

クライヴはSF小説家志望(ただし売れてない)。グレアムはSF系のイラストレーターで、クライヴの小説の表紙を描いている。冴えないオタクなんだけど、旅を通じて彼らが成長していくところも良いポイント。

そして映画自体も、『E.T.』『スター・ウォーズ』『Xファイル』など、SF好きなら笑えるネタが盛りだくさん!そして、なんとエイリアンに登場していた"シガニー・ウィーバー"も出演しています。最強のエイリアンハンターだと。。。(汗)

宇宙人と遭遇

そんな主人公たちとポールは偶然遭遇します。
おそらくみんなが持っているであろう宇宙人って「神秘的」「知的」「恐ろしい」「言葉が通じない」みたいなイメージが強いけど、ポールはその真逆。
めちゃくちゃフレンドリーでおしゃべり。軽口を叩きまくり、ブラックジョークもバンバン飛ばす。ビールを飲む!タバコを吸う!下ネタも言う(笑)

つまり、「地球人よりも地球人っぽい宇宙人」なんだよね。しゃべり方がとても流暢でノリが良いのも魅力的。この「見た目は宇宙人、でも中身は気のいい兄ちゃん」というギャップがとても良い!

そんなポールなんだけど、実はアメリカ政府に長年監禁されていました。彼は1947年にロズウェルで捕まり、何十年も研究対象として扱われてきた。
彼の能力や知識を利用しようとする政府のもとで、彼は協力するふりをしていたが、ついに解剖される運命だと知り、逃げ出すことを決意。

シリアスな背景がありつつ、それを吹き飛ばすかのように陽気に振る舞うのがポールの魅力なんだよね!

意外と感動要素もあり

ポールと旅するうちに、登場人物たちの人生も変わっていく。

ルース(クリステン・ウィグ)の成長

元々、厳格なキリスト教徒で「宇宙人なんて存在しない!」と信じていたルース。でも、ポールの能力を目の当たりにして価値観が崩れ、「自由に生きること」を決意する。それまで禁止されていたこと(お酒、下ネタ、冗談)をどんどん試し始め、最初はぎこちないけど、次第に「自分らしく生きること」を楽しむようになる。彼女の成長は映画の大きなテーマのひとつ。

ゾイル捜査官の意外な真実

冷徹なFBIエージェントとしてポールを追っているゾイル(ジェイソン・ベイトマン)。でも、実は彼は最初から〇〇だったんですね。。。ネタバレしないぞ!このあたりもアツい!

クライヴとグレアムの成長

最初は「オタクだけど社会的には冴えない2人」だったけど、ポールとの旅を通じて、少しずつ自信をつけて成長していく感じがとても良い!最後には、ある夢を叶えます。最高のエンディングなので詳細は観てのお楽しみ!!

最後に

異星人だろうと何だろうと見た目に惑わされず、ちゃんとコミュニケーションを取れば平和に仲良く出来るんじゃね?というところがとても良くて感動します。
グレアムとクライブの純粋さも良い。真のオタクってピュアなんだろうと思わせてくれる。そして、ポール。表向きはお喋りでチャラい印象を持たせるんだけど、その芯にとても優しい思いやりを持った男。実際会ったことはないけど、なんとしてでも一緒に居たいなーと思わせるいい奴!

そんなに人気が出た作品ではないんだけど、とても暖かくなる作品です。上映当時からコアなファンが多かったのも頷けます。この機会にぜひ!!

では、また!!



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