難しい!でも面白い! 超簡単あらすじ解説Part.020『インセプション』

2025/03/16

SF アクション サスペンス

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inception

作品情報

公開年: 2010
監督: クリストファー・ノーラン
キャスト:
レオナルド・ディカプリオ(ドム・コブ)
ジョゼフ・ゴードン=レヴィット(アーサー)
エリオット・ペイジ(アリアドネ)
トム・ハーディ(イームス)
渡辺謙(サイトー)
キリアン・マーフィー(ロバート・フィッシャー)
マリオン・コティヤール(マル)
ディリープ・ラオ(ユスフ)

上映時間: 148分


あらすじ

夢の中に潜入して情報を盗む」企業スパイのコブ(レオナルド・ディカプリオ)は、あるミッションを持ちかけられる。それは情報を盗むのではなく、「他人の潜在意識にアイデアを植え付ける」という極めて難しい任務だった。成功すれば彼は過去から解放されるが、そのためには仲間と共に何重にも折り重なる夢の世界へと潜り込む必要があった。

"夢の中に潜入して"、とか言ってあらすじからいきなり難しい印象を与えてしまいますが、この第一のハードルさえ乗り越えてしまえば、めっちゃ刺激的な世界が待っています!映像もとても素晴らしい!今回は難解映画の代表作、"インセプション"をご紹介します。

夢に入るって?

特別な訓練を受けた人たちが特殊な機械を使うことで、夢の中に侵入できてしまうんです。そもそも夢に入って何をするのかというと、その人の潜在意識から重要なアイデアや情報を盗み出すこと、特定のアイデアや概念を植え付けることが出来てしまうんですね。催眠術の強いバージョンというとわかりやすいかも。そんな危険な技術を使用して暗躍している人たちがいる世界なんです。

登場人物たち

そんな世界で特殊な技術を取得したプロたちを紹介します。

ドム・コブ(レオナルド・ディカプリオ):

他人の夢に入り込み、潜在意識から秘密を盗むプロフェッショナル。
インセプション(アイデアの植え付け)」を成功させられるほどの高度な技術を持つ。夢と現実の境界に苦しんでいるが、その経験が逆に深い潜在意識への理解につながっている。この界隈ではカリスマ的な伝説的な男。

アーサー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット):

夢の潜入対象(ターゲット)の情報収集を担当し、計画を緻密に立てる。
コブの右腕として動き、夢の階層ごとのタイミングを調整。夢の中では冷静に状況を判断し、「無重力戦闘」 などアクションシーンもこなす。

アリアドネ(エレン・ペイジ):

夢の世界を設計する「設計士」。夢の中の空間を設計し、現実と区別がつかないような精巧な世界を作る。建築を学ぶ大学生なのだが、その才能を見込まれ紹介されチームに入る。

イームス(トム・ハーディ):

夢の世界では他人の姿に変装でき、ターゲットを騙したり誘導したりする。
話術にも長けており、心理的なトリックを駆使する。武器の扱いも上手く、夢の中では「現実離れした攻撃」が可能。

ユスフ(ディリープ・ラオ):

夢の中でより安定した状態を作るため、特殊な鎮静剤(ソムナシン)を調合する。長時間の潜入が必要なミッションでは、夢をより深い階層へ導く薬も開発する。作戦中は現実世界で見張り役を務めることが多い。

サイトー(渡辺謙):

コブたちに「インセプション」を依頼した大企業のトップ。戦略家であり、夢の世界にも自ら参加する。夢の世界でも冷静沈着で、非常時にはリーダーシップを発揮する。資金提供、コブ達のミッションをサポートする。我らが、"KEN WATANABE"日本人としてとても嬉しい出演です。

夢なのか現実なのか。。。

誰かの夢に入るためには、特殊な鎮静剤を使ってある種の催眠状態にならないと、夢に入ることが出来ないんです。強制的に寝るようなイメージ。ただし、入る側も注意しないといけなくて、先述した「設計士」がいるおかげで、現実と間違えてしまうほどとてもリアルなんです。入り込んだ方も夢なのか、現実なのか簡単にわからなくなってしまい、逆に夢が現実だと思い込んで夢から抜け出せなくなってしまうんです。夢に入る方にもリスクがあって危険な技術なんですね。。。

最後に

これ以外にもここでは説明しきれないほど、細かい設定が存在しています。全て作り物で完全にフィクションなんですが、緻密すぎて科学的な根拠がありそうで、どこかリアルに感じてしまうのよ。あと、夢の世界を再現した映像もびっくりします。この作品も"難しい!"と完全に断言できますが(笑)、1回観ても面白いのですが、2回3回観ることでその深みにハマって楽しめる作品になっているかと思います。個人的にこの作品を観たことによって強制的にノーラン監督のファンになってしまいましたので、皆さんにもぜひ観てほしい作品です!

では、また!



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