人権無視!!超簡単あらすじ解説Part.027『トゥルーマン・ショー』

2025/04/11

SF コメディ

t f B! P L
the Truman show

作品情報

公開年: 1998
監督: ピーター・ウィアー
キャスト:
ジム・キャリー(トゥルーマン・バーバンク)
ローラ・リニー(メリル・バーバンク、ハナー・ギル)
エド・ハリス(クリストフ)
ナターシャ・マケルホーン(ローレン・ガーラ)
ノア・エメリッヒ(マーロン)

上映時間: 103分


あらすじ

トゥルーマン・バーバンク(ジム・キャリー)は、のどかで美しい街に暮らすごく普通の男性。穏やかな毎日を送り、仕事に行き、妻や友人と過ごす彼の生活には、どこか違和感が…。そんなある日、空からライトが落ちてきたり、聞こえるはずのない声が聞こえたりと、次第に「何かがおかしい」と感じ始めます。彼は真実を知るために、自分の世界の秘密を探り始める…。

"リアリティ番組"というと最近では聞き馴染みがありますが、この作品は、一人の男性が生まれた時からの生活を隠しカメラがずっと追いかけていて、それがテレビで放映されているという、"ガチのリアリティ番組"なんです……。少し古い作品ですが、最近再視聴しましたのでご紹介します。

人権とは?

この映画、一番の衝撃はやっぱり“1人の男性の人生すべてを隠し撮りして、24時間テレビで放送している”という設定。本人はまったく気づいていないんだけど、世界中の人が彼の人生を見物してるという恐ろしい構図。冷静に考えると完全にアウトな世界観。でもその“異常さ”がリアルに描かれていて、気づけば目が離せなくなる。もし自分が隠しカメラでずっと撮影されていたら、と思うとゾッとする、どころの騒ぎじゃないですよね……。

ジム・キャリーの演技力が光る

この作品では“真っ直ぐで、ちょっと不器用で、でも愛される男”を演じているんだけど、明るく笑いながらも、ふとした瞬間に見せる寂しさとか戸惑いとか、明るくしている反面、その裏に滲み出てくる""の部分をうまく演じています。ジム・キャリーってコメディの人、って印象が強くて大味な印象があったけど、とても繊細な演技を見せてくれます。

“箱庭”での生活

もし今の自分の世界が全部作られたものだったとしたら?そこに気づいてしまったとき、どう行動するだろう……。恐らく自分だったら絶望してしまって数日間、立ち直れないような気がしますが(汗)。
トゥルーマンは、いったいどんな選択をするんでしょうか?完全に囲われた"箱庭"で育ったトゥルーマンの成長を、いち視聴者として見守るのも面白いです。

最後に

この作品を観ると、世界っていうのは自分が行動している範囲だけ、見えている範囲のみが活動していて、この世を司るフィクサーみたいな人(神様みたいな?w)がどこかで自分の事を監視してて、自分の行動する範囲のみ、世界を操作していて動いているように見せているんだろうなー、と、そんなことを幼少期の頃、妄想していたのを思い出してしまうんです。(←大丈夫か?)

自分の妄想が決しておかしくなかったんだ!
同じようなことを考えていた人が他にも居た!

自分の妄想をそのまま映画にしてもらったような、自分の考えが絶対に間違っていなかったんだということを証明してくれる、とても安心できる(←できねーよ!)、作品なんですね(汗)
でも、ぶっちゃけそんなようなことを妄想していたことがある人いますか?かなりマイノリティなんだろうとは思いますが……、そんなことを少しでも考えたことがある人は、ぜひ観てみて欲しいです!

では、また!



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