作品情報
- 公開年:1993年
- 監督:ジョエル・シュマッカー
- キャスト:
マイケル・ダグラス(ウィリアム・"D-フェンス"・フォスター)
ロバート・デュヴァル(マーティン・プレンダガスト刑事)
バーバラ・ハーシー(エリザベス・"ベス"・トレヴィーノ)
チューズデイ・ウェルド(アマンダ・プレンダガスト) - 上映時間:113分
あらすじ(※ネタバレなし)
うだるような暑さのロサンゼルス。高速道路は大渋滞。エアコンが壊れた車の中で、リストラされたばかりの平凡な中年男性ウィリアム・フォスター(マイケル・ダグラス)のストレスは限界に達していた。「家に帰る」。彼はそう呟くと、車を乗り捨て、別れた妻と娘が住む家へと徒歩で向かい始める。
しかし、彼の行く手には、物価の高いコンビニ、横暴なギャング、無愛想なファストフード店員など、日常に潜む様々な理不尽が待ち受けていた。些細なことから始まった彼の怒りは、次第にエスカレートし、やがて銃を手にした彼は、行く先々で騒動を巻き起こしていく。
一方、退職日を迎えたベテラン刑事プレンダガスト(ロバート・デュヴァル)は、この奇妙な男"D-フェンス"(フォスターが身につけていた軍放出品のナンバープレートに由来)が引き起こす事件を冷静に追跡し始めるが…。
映画『フォーリング・ダウン』感想|見どころ3選
① 誰にでも起こりうる?日常のストレスと狂気の境界線
この映画の恐ろしさは、主人公ウィリアムの怒りのきっかけが、私たちの日常にもありふれた「小さなイライラ」であることです。コンビニでの値段交渉、ハンバーガーの注文…。最初は誰もが共感できるような不満が、連鎖することで取り返しのつかない暴力へと発展していく過程は、観ていてヒリヒリします。「もしかしたら自分も…?」と考えさせられる、現代社会に潜む狂気を鋭く描いています。
② マイケル・ダグラスの圧倒的な怪演!
本作の魅力は、なんと言ってもマイケル・ダグラスの演技に尽きます! 白いシャツにネクタイ、真面目そうな見た目とは裏腹に、徐々に理性のタガが外れ、狂気を剥き出しにしていく様は圧巻。彼の追い詰められた表情、神経質そうな仕草、そして時折見せる虚無感…。平凡な男が"キレる"瞬間とその後の変貌ぶりを、見事に体現しています。アカデミー賞主演男優賞ものの熱演です!
③ 現代社会への痛烈な風刺とブラックユーモア
ウィリアムが遭遇する出来事は、当時の(そして今もなお続く)アメリカ社会が抱える問題――格差、人種間の緊張、官僚主義、拝金主義などを痛烈に風刺しています。シリアスなテーマを扱いながらも、状況によっては思わず笑ってしまうようなブラックユーモアが散りばめられているのも特徴。しかし、その笑いはすぐに乾いたものとなり、観客に深い問いを投げかけます。
こんな人におすすめ!
- 現代社会の理不尽さやストレスに共感してしまう人
- 「もし自分がキレたら…」と想像してしまうことがある人
- マイケル・ダグラスやロバート・デュヴァルの名演を堪能したい人
- 社会派ドラマやスリラー、クライム映画が好き
- 考えさせられる映画や、ブラックユーモアが効いた作品が好き
- 後味はともかく、強烈なインパクトのある映画を観たい人
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映画『フォーリング・ダウン』まとめ
『フォーリング・ダウン』は、観る人によって様々な感情を抱かせる問題作です。主人公に共感する人もいれば、嫌悪感を抱く人もいるでしょう。しかし、この映画が問いかける「現代社会のストレスと狂気」というテーマは、公開から30年以上経った今でも色褪せません。
マイケル・ダグラスのキャリアを代表する一本であり、一度観たら忘れられない強烈なインパクトを残すこと間違いなし。ぜひAmazonプライムビデオで、この衝撃を体験してみてください!
では、また!
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